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近藤 孝文*; 浅野 晃*; Yang, J.*; 田口 光正; 永石 隆二; 吉田 陽一*
no journal, ,
常温で液体のイオン液体は分離化学において新しい溶媒として非常に注目されている。特に、使用済核燃料の処理プロセスにおいて貴金属の液-液抽出の溶剤として期待されている。本研究では、電子線パルスを用いた分光測定により、イオン液体中に生成した電子の捕捉特性を明らかにした。DEMMA-TFSI[(2-methoxy)ammonium-bis(trifluoromethanesulfonyl)imide]に28MeVのナノ秒パルス電子を照射し、分光測定したところ、1.08eV付近に非常にバンド幅の狭い溶媒和電子が観測された。その寿命は150nsであった。このDEMMA-TFSIに最大1.4w%の水を添加したところ、光吸収は1.65eVまで高エネルギーシフトするとともに、バンド幅も広がった。すなわち、極微量の水分添加により電子のトラッピングサイトがDEMMAカチオンから水に変化することを明らかにした。